2022年9月の里山塾

専科コース(2022年9月17日～18日)

台風の影響が心配される中でしたが、奇跡的にほとんど雨の影響は無い中、「茅葺き」に特化した専科コースを開催しました。里山塾の実践練習用として作られたこの屋根は、約１０年の年月で表面が朽ち、棟の部分も傷んできておりました。そこで今回は、この屋根の「解体作業」を体験です。解体してみて驚いたのは、中の方は綺麗な状態で、各素材もしっかりしていたのです。そんな素材は次回の屋根葺きに再利用し、また表面の朽ちてきた部分は、堆肥として再利用する予定です。そう考えると、茅葺き屋根は無駄なく再利用することができるので、これも里山の知恵ですね。作業後には、村内の伝統的な建築も見学し、充実した２日間となりました。